高教研演劇部会の約200人
今月1日、県高等学校教育研究会演劇部会が前橋のアーツサウンドビジュアル専門学校(ASV)と県美容専門学校(グンビ)で技術講習会を開き、26校の演劇部員ら約200人が参加した。演技と裏方技術の向上を目的に毎夏開かれるが同校での実施は初。ASVでは、「怒り」「秋」といったテーマに合わせ、照明や音響機器を使い実技指導した=写真右。また、グンビでは傷跡や加齢をメイクで表現する方法を紹介=写真左。生徒らは顔の半分にしわや陰影を描き、高齢者にふんした容貌と元の顔を比べて驚いたりニコニコしたり。引率した伊勢崎清明高の栗田綾菜教諭は「高校演劇では高齢者を演じることが多い。シワをハイライトで強調したり多色のドーランを使うなど新鮮な知識。今後に生かしたい」と話した。参加した桐生南高1年の阿部友香さんは「メイクは初めてだが丁寧な指導で分かりやすかった。こんなにおばあちゃんになるとは意外」と鏡をのぞき込んでいた。