大祓式で世界平和を祈る
渋川八幡宮
渋川八幡宮の「夏越しの大祓式(おおはらえ)」は30日午前10時から。参加者は人の形に切られた白紙(ひとがた)に名前を書いて神拝詞「大祓詞」を奏上、紙などを小さく裁った切麻(きりぬさ)を撒いて身辺を祓い、境内に設けられた茅の輪=写真は2016年=をくぐり無病息災を祈願する。当日はオペラ歌手の山田由紀さんが君が代を歌唱奉納するほか、祭典の模様を動画サイトで生配信する。初穂料は千円からで事前申込も受け付ける。同宮(0279-24-0122)。
氷を模した和菓子で邪気払
鉢の木 七冨久(高崎)
高崎市赤坂町の老舗和菓子店「鉢の木 七冨久」では、夏越の祓にちなんだ菓子「水無月(みなづき)」を販売している。ういろうの上に小豆をのせて固め、三角形に切ったもの。宮中では古くから、祓の日に氷を食べて夏バテ予防の祈願をしていたが、庶民には氷が高級品であったため、代わりに氷を模した菓子を食べて邪気を祓っていたとのいわれがあると同店。水無月を製造している大木貴代さんは「召し上がる方の無病息災をお祈りしながら、丁寧にお作りしております」と話す。白・抹茶・黒糖の3種類(各税込173円)。同店(027-322-6001)。