富岡製糸場が1872(明治5)年10月4日に開業したことを記念し、製糸場と同市立美術博物館の両会場で様々な催しが開かれている。
同製糸場東置繭所と、同館企画展示室では11月6日まで、日本にある世界文化遺産にスポットを当てた写真展「日本の世界文化遺産~写真が語る日本の歴史」を開催中だ。土門拳、入江泰𠮷、渡辺義雄、西川孟、水野克比古、永坂嘉光、三好和義、田村仁など17人の写真家による106点を展示。写真家たちによる独自の眼差しで切り取られた霊地や歴史的建造物などの作品群を日本の歴史の流れの中で見ることができる。また、同館常設展示室では、製糸場ゆかりの人物・渋沢栄一をはじめ尾高惇忠(製糸場初代場長)、韮塚直次郎に関する資料23点(初展示を含む)を紹介する。別途、各入場料が必要。また、同館市民ギャラリー(入場無料)では製糸場から出土した明治時代の食器などを展示。美術博物館は入館料一般500円、大高生200円、中学生以下無料、月曜休館。製糸場は一般1000円、中高生250円、小学生150円。
さらに、製糸場西置繭所多目的ホールでは今月25日まで、繭を使って花を造形する工芸家・酒井登巳子さんによる作品展示も(要製糸場見学料)。
問い合わせは各イベントとも同市富岡製糸場課( 0274-64-0005 )へ。