地域おこし協力隊リレーコラム 地域の魅力を発信!
県内で活躍する「地域おこし協力隊」が日々、取り組んでいる活動や地域の魅力、おすすめのスポットなどを紹介します。不定期連載。
※地域おこし協力隊って何?
2009年、国の事業として創設された「地域おこし協力隊」は、都市部で暮らす人が人口減少や高齢化が進む過疎地域などへ移住し、地方公共団体の委嘱を受け最大3年間の任務中に様々な地域活性化事業に従事。その地域での起業や定着に向けて、必要な知識を学ぶ。県内では、23市町村で98人(2020年2月1日現在)が活躍中だ。農業や林業、製造業などに携わるほか、SNSでの情報発信や特産品開発、イベント企画運営、住民生活支援など、活動は多岐にわたる。なお、県内の隊員の活動情報はポータルサイト(https://chiikiokoshi-gunma.jp/)で発信中!
「将来、林業を生業としたい」 そんな夢を抱きつつ、関東近郊での林業活動を検討するなかで、みどり市での地域おこし協力隊を見つける事ができ、応募致しました。無事、合格し2019年10月から林業に従事しています。
今年は、新型コロナウイルスの影響でイベント活動などはほとんどが中止となってしまいましたが、昨年から今年1月まではお祭り行事などにも参加させて頂きました。
林業研修については、実際に林業家さんのお仕事をお手伝いするイメージが強いですね。どの職業でも、やはり実際に作業を行う事が何よりも勉強になります。ただ、林業の場合、様々な道具や重機を取り扱うので必要資格取得が半端なく沢山あります!
なので、私の場合は林業を始めるに当たり、あらかじめ林業20日研修を協力隊になる前に受けて事前準備をしておきました。この研修を受けておけば、林業活動の再確認や基本的な資格も取得出来て、研修後は直ぐに活動出来るからです。
とはいえ、必要な資格は沢山残っていたので、今年の経費は資格取得に消えていきました…。
市有林現場作業では、主に作業道作設や間伐、造材、搬出、運搬と、林業に関わる全ての作業を行っております。私が着任する前、現在OBで活動中の隊員や地元林業家さんたちが、「協力隊に実習林を与えて欲しい」と市に掛け合って下さったおかげで、現地実習が出来ています。そこに至るまでには色々とご苦労があったと思いますので、関係者の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
また、林業には様々な重機が欠かせません。現在、作業道作設に使用している4tバックフォーは、今年8月末に様々な方の協力のもと導入出来ましたが、他の重機に関しては借物を使用させて頂いています。今後の課題としては、他の重機導入に向けての資金繰りになります。
このような中でも、みどり市長や議員の方々は林業への関心がとても高く、市有林まで現場視察に来て下さり大いに励まされています。林業に従事させて頂いている身として、若い世代の働き手が将来みどり市に安心して定住出来る環境作りに少しでも貢献できればと思っています!
■みどり市のおすすめスポット ←ぜひ、お越し下さい!
①草木ドライブイン
ここに立ち寄れば、みどり市のお土産は何でもそろいます! お店の裏には寝釈迦様も…。
②草木湖名物よもぎまんじゅう
とてもリーズナブルで味も美味しく大満足。
③みどり市東町産ベリージャム
添加物不使用の東町産です。種類もブルベリー、ブラックベリー、くわの実、ゆずとあります。お好みの味をお土産に!