3月は、卒業、転勤、人事異動などのお別れの季節です。これまでの生活にも大きな変化が訪れる時期ではないでしょうか。
私が地域繚乱に初めて寄稿させていただいたのは8年前。ちょうど「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産に登録された頃でした。伊勢崎市では、田島弥平旧宅を活用した境島村のまちづくりを推進するため、官民連携による各種の取組みが行われていました。
あれから8年後、私は伊勢崎駅周辺のハード、ソフト両面の事業を担当しています。新型コロナ感染拡大の影響により、近年は開催することができなかったイベント等も、少しずつ開催されるようになりました。昨年10月、伊勢崎駅前では「まちなか高校生フェスタ」が3年ぶりに開催され、同日開催「いせさき楽市」「いせさき燈華会」「いせさき軽トラ朝市」などとの相乗効果もあり、まちなかの回遊性も高まりました。
このような官民連携イベントが開催されることにより、地域の賑わいが創出され、経済効果が生まれ、新しい交流が生まれています。8年前の境島村、現在の伊勢崎駅周辺、2つの場所は異なりますが、どちらも官民連携によるまちづくりの実務には多くの共通点があると感じています。
こうした私のまちづくりの実務ノウハウを『自治体の都市計画担当になったら読む本』(学陽書房)、『これだけは知っておきたい!技術系公務員の教科書』(学陽書房4月出版予定)の2冊の書籍でお伝えすることになりました。4月からまちづくりの実務に携わる自治体職員の皆様をはじめ、ご興味のある方にご覧いただければ幸いです。