1998年からスタートし、今回で23回目となる「朝日フォトコン2020」(群馬県朝日新聞グループ会・ネッツトヨタ高崎主催)。コロナ禍にもかかわらず昨年より300点以上多い応募点数2968点、のべ1010人から作品が寄せられた。頂点である大賞・朝日新聞社賞(副賞50万円)に輝いたのは、小室英子さん(67=みなかみ町)の「名残りの雪」だ。
フォトコンには一昨年の12月から昨年11月までに、第1部「風景・花」、第2部「スナップ」、第3部「ビギナー」の各部門へ、作品が寄せられた。毎月の応募作から入選した作品の合計220点から、年間最終審査を経て28作品が決定した。
ネッツトヨタ高崎社長賞は竹内昇さん(74=高崎)の「現場に落雷」、福田健太郎賞は竹本ひろ子さん(71=高崎)の「夕暮れ」、若子jet賞は荻原伸一さん(70=伊勢崎)の「無邪気な巫女さん」、小原玲賞は新井健次さん(68=高崎市)の「二十歳最初の注目」、朝日新聞社前橋総局長賞は並木睦子さん(56=前橋)の「もうすぐお姉ちゃん」が選ばれた。年間最多入選賞は、11点が入選した新井豊さん(77=前橋)に決まった。
表彰式は第6回朝日中学生高校生フォトコンとの合同開催を予定していたが、コロナ禍のため、入賞者を招いての式は行わない。後日、上位作品の講評や作品の紹介などを、動画DVDにして入賞者に贈る。なお入賞入選作品展は2月12~14日まで、高崎シティギャラリーで開催。
※各作品とも敬称略。