前橋市粕川町にあるサンデンフォレストはサンデンホールディングス株式会社が所有する事業所の一つで、東京ドーム15個分の森の中の工場です。
私の所属するECОS(イーコス)(※Environmental Coordination and Operation Staffの略で、故C・W・ニコル氏が造成時に命名)チームでは、2002年の開所以来「環境と産業の矛盾なき共存」をコンセプトに、工場見学、森の案内、筍掘りなどの里山の体験活動を提供しています。
私たちの森には、カブトムシの幼虫が眠るウッドチップの山、シイタケの原木、薪ストーブなどに使える丸太が並んでいます。春は新緑の森の中でハイキング、夏にはカブトムシなどの昆虫探し、秋は火を囲みながらのバーベキュー、冬は焚き火をしながらの木工など1年中、森を楽しむことができます。街から少し離れているからこそ、静かでゆっくりとした時間が過ごせます。森の中に「密」はありません。
薪や木工などに利用するための適度な間伐(木の間引き)は、地表に光を与えて、小さな草花が育ち、これを目当てにハチやチョウなどが集まり、森の生態系を豊かにします。木が大地に根を張れば、大雨でも土が水を貯え、災害の被害を抑え人を守ることにもつながります。
毎週土曜日は「森の開放日」として緑地を一部開放(要予約制)しており、森のハイキング、日帰りキャンプ、バーベキュー、木工体験などが楽しめます。森林フィールドの貸し出し、薪や丸太の販売など、森の中で過ごすサポートしたいと考えています。
森林と人々の生活に隔たりのある今だからこそ、生き物、そして人々が元気に過ごせる場所として、この「企業の森」を活用してほしいです。サンデンフォレストHPまたはFacebookを中心に情報を発信しています。ぜひ、ご覧ください。
サンデンフォレストHP
http://www.sandenforest.com/