お笑いコンビ「パーパー」ほしのディスコさん=沼田市白沢町出身=が先月、初めての著書「星屑物語」(文藝春秋)を刊行した。
同書は、ほしのさんが所属するマセキ芸能社の会員制サイトで連載した原稿をもとに、書き下ろしも加え書籍化したもの。死を意識するほどの絶望を感じていた少年時代の話から、芸人になると決意した日のこと、デビューCDの歌詞にまつわる秘話まで、これまであまり語られてこなかった「素」の部分をさらけだした自伝的エッセイ集だ。
「いつか自分の本を出してみたいという夢がかなった」というほしのさんは、文藝春秋の動画サイト内で「自分に自信がない方や悩みがある方に読んでほしい。ちょっとでも前向きになってもらえたら」と話す。
ほしのさんは1989年生まれ。相方・あいなぷぅさんとお笑いコンビを組み、キングオブコント2017とR-1グランプリ2020ではファイナリストとなった。一方、「歌うま芸人」としても人気を博し、昨年はCDデビューも果たした。
税込1540円、四六判サイズ、232ページ。文藝春秋(代表 03-3265-1211 )。