出場65校60チーム紹介
未来に向かって夢をつかもう! 栄冠は君たちに輝く
大会展望・ブロック別戦況分析
いよいよ開幕!
60チームが甲子園出場をかけ頂点に挑む
優勝候補の筆頭は健大高崎
夏に照準を合わせる前橋育英、桐一、明和県央、樹徳、前橋商も戦力整う
第105回全国高校野球選手権記念群馬大会が7月8日から始まる。今大会は、前橋西、四ツ葉、玉村、尾瀬、下仁田、嬬恋の6校連合1チームを含め、65校60チームが出場する。27日に予定されている決勝戦まで、小倉クラッチ・スタジアム(桐生球場)、高崎市城南野球場、上毛新聞敷島球場の各球場を舞台に、甲子園出場をかけた戦いが繰り広げられる。
今夏はまれにみる好投手が豊富な大会となった。健大高崎の小玉湧斗や前橋育英の岩﨑鈴音、明和県央の須藤奨太、前橋商の坂部羽汰、清水大暉、樹徳の清水麻成、高崎商大附の星野空、太田の宮下誉生と、ざっとあげただけでも精鋭揃い。今大会は、好投手をどれだけ打ち崩せるのかが、勝利のカギになりそうだ。
夏に7回も決勝進出しながら、悔し涙をのんでいる健大が8年ぶりの優勝を成し遂げるのか、前橋育英が2年ぶり6回目の甲子園出場を決めるのか、それとも樹徳が2連覇を果たすのか――。今夏も熱い戦いから目が離せない!
(星野志保)
Aブロック
シード校/健大高崎、前橋工
タレントぞろいの健大が抜きん出た存在
シード校の前橋工が22年ぶりの頂点に挑む
今夏の優勝候補筆頭は健大。センバツでは報徳学園(兵庫)に2-7と惨敗。「秋からできていた守備力を発揮できずに終わってしまった。相手にリードを許した時に、流れを自分たちに引き寄せる力もなかったし力不足をすごく感じ、そこからチーム強化に取り組んだ」と森田光希主将が話すように、センバツの敗戦が春の関東大会優勝につながった。エースの小玉湧斗、プロ注目の4番打者で捕手でもある2年生の箱山遥人、俊足の増渕晟聖、半田真太郎などタレントぞろいの健大が、秋、春、夏の3冠達成を目指し、8年ぶりの甲子園出場を狙う。
この他、過去4年間1、2回戦負けが続いていた前橋工が、春のベスト8でシードを獲得。走攻守で核となる星野ひのでを中心に、勢いに乗ったら止まらない打線で、2001年以来の甲子園出場を目指す。関学大附は、攻守の要である主将・高橋空大と、強肩・強打の須永峻亮がチームを引っ張り、夏の頂点に挑む。
Bブロック
シード校/高崎商大附、桐生第一
春に創部初のベスト4入りをした商大附と伝統の桐一が、頭一つリード
このブロックで注目したいのが、春ベスト4の高崎商大附と優勝候補の一角・桐生第一。両校を中心に、加えて安中総合、太田の4校だ。
春に創部初のベスト4入りした高崎商大附はその勢いを保ち、群馬の頂点を目標に据える。「夏は相手投手をどう打ち崩すかが課題」(橋勇人)と
言えば、「春に足りなかったのは、バッティングと走塁」(主将・瀬下恵太)と打撃力強化を図っている。
桐生第一も夏に向け、最後で粘れず勝ち切れないところを修正。今年のスローガンは、「最弱から最強へ」。内野手・佐藤礼恩は「今年の群馬は投手のレベルが高いので、一戦一戦戦うだけ」と気を引き締めれば、主将の石塚快士は「自分の弱い部分と戦って心のブレをなくす」と、夏までに勝ち癖をつける。
春季大会でバックスクリーン弾を放ったプロ注目の梅山大夢を擁する安中総合や、「戦力は去年よりも落ちる」と自ら分析し、課題を一つひとつ克服しながらチーム力強化に取り組む太田にも期待。
Cブロック
シード校/明和県央、樹徳
昨秋、今春と関東大会出場の明和県央と2連覇を狙う樹徳に注目!
秋季、春季と連続で準優勝し、チーム強化が実を結びつつある明和県央と、昨夏の王者・樹徳がこのブロックの中心。
明和県央は、全国レベルの強豪校との練習試合で、さらなるチーム力強化を図った。攻守の要はエースで4番の須藤奨太。最速146㌔で右打者の内角を突く投球と、打者をかわす変化球が特徴で、今夏の群馬を代表する投手の一人。昨秋から投手から転向し本格的に捕手を始めた生方公英と「日本一のバッテリー」を合言葉に県初制覇を狙う。
昨夏に30年ぶりの甲子園出場を果たした樹徳も優勝候補の一角。春は準々決勝で商大附に敗れたものの、「冬のウエイトトレーニングの効果が表れるのは夏」(井達誠監督)とチームに期待する。長身から角度ある速球で打ち取るエース清水麻成や主将の森颯良を擁する樹徳が重視するのがチームの雰囲気。「県内一番の団結力」(森)で2年連続の甲子園出場を目指す。
個の能力アップと力強い野球に取り組んだ高崎商にも注目。
Dブロック
シード校/前橋育英、前橋商
好投手を擁する前橋育英と攻守バランス良く戦力整う前橋商が軸
このブロックでは、2年ぶりの甲子園出場を目指す前橋育英と、攻守ともに選手が充実している前橋商が抜きん出ているが、市立太田や、東農大二の健闘にも期待が持てる。
前橋育英は、春季大会で守りのミスから健大に敗れたことで、ランナー付きのノックで状況判断に磨きをかけ、夏に向けてさらなる守備の強化に取り組んでいる。最速145㌔のエースの岩﨑鈴音が故障から完全復活は好材料。攻撃では、俊足の小田島泰成、塩谷浩政が相手の守備を足でかき回し得点につなげる。今春に敗北した経験から、「(健大の)小玉君を打ち崩したい」と塩谷。狙うのは2013年に成し遂げた全国制覇だ。
前橋商も、最速144㌔のエース・坂部羽汰やプロ注目の強肩強打の内野手・真藤允宗と攻守でバランスの良い戦力が整った。148㌔を投げる2年生の191㌢清水大暉が、「チームの力になりたい」と誰にも負けない直球を磨いているのも楽しみだ。
※(写真)学校名、ポジション、学年、選手名の順
この夏、注目の選手たち
健大高崎 投手・3年
小玉 湧斗 (こだま・ゆうと)
●生年月日/2005年5月27日 ●サイズ/175cm・74kg●投打/右右 ●球速/150㌔ ●球種/ストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリット ●出身チーム/秋田北シニア
出身は秋田県。小学生時代は楽天ジュニアに所属。東北の強豪校からの誘いもあったが、関東の健大を選んだのは、実家から遠く離れた場所に行くことで、自分の中の甘えをなくし、選手として成長したいと思ったからだ。
高校最後の大会を前に、昨夏に140㌔だった最速を150㌔まで伸ばした。体重を65㌔から74㌔まで増やし、インナーマッスルや肩回りの筋肉を鍛え、投球時に踏み出す足の歩幅を狭くし上半身の動きを大きくした結果、球速が10㌔伸びた。
今春、センバツの初戦で報徳学園に2-7で敗れたことに、「自分が勝たせたいという気持ちが強すぎてしまった」とチームで戦う大切さを実感した。
今夏は、心身共にパワーアップした健大のエース・小玉が、仲間を信頼しながらチームを8年ぶりの甲子園に導く。
明和県央 投手・3年
須藤 奨太 (すとう・しょうた)
●生年月日/2005年6月18日 ●サイズ/174cm・87kg●投打/左左 ●球速/146㌔ ●球種/ストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップ、カットボール ●出身チーム/安中二中
チームは秋と春の大会で準優勝し、関東大会に出場した。創部以来初めて関東大会に出た秋のとき、「組み合わせがよかったんだろう」と周りから言われ悔しい思いをしたが、春にも出場したことで、「自分たちの実力が証明できた」と自信を深めた。4番打者でもある須藤は、攻撃でもチームを引っ張る。明和県央を選んだのも「自分がチームを強くする」との思いがあったから。
だが、夏の大会まで1カ月と迫った頃、「一度心を落ち着かせる時間が必要」と、練習を休んで自分と向き合った。心と体を充実させて夏の大会に臨むためでもある。
憧れは北海道日本ハムの吉田輝星。金足農3年の時、秋田大会から夏の甲子園準決勝まで10試合連続完投しチームを準優勝に導いた吉田のように、今夏は須藤がチームを初の甲子園へと導く存在になる。
前橋育英 内野手・3年
小田島 泰成(おだじま・たいせい)
●生年月日/2005年8月15日 ●サイズ/170cm・66kg●投打/右左 ●出身チーム/高崎中央ボーイズ
小学、中学と同じチームだった1つ上の先輩・岡田啓吾の背中を追い、前橋育英に進学。昨夏は外野手として試合に出ていたが、新チームになり岡田と同じ主将と遊撃手のポジションを継いだ。そして、もう1つ育英入学を決めたのが、2017年夏の甲子園で大会記録タイの8盗塁をマークしている憧れの先輩・丸山和郁(ヤクルト)の存在だ。
小田島も盗塁技術に優れ、50㍍5秒8の俊足を誇る。秋と春の大会では、「塁に出てもなかなか走れないな」と自信をなくしていたが、今夏は先頭打者として積極的に塁に出てチャンスを作ると意気込む。また打者としての素質も高く、広角に打ち分けるだけでなく、長打も期待できる。守備でも強肩を生かし、「投手の打ち取った球をしっかりさばく」ことを意識する。
目標の全国制覇に向け、意識のギアを上げた。
高崎商大附 投手・3年
星野 空 (ほしの・そら)
●生年月日/2005年12月21日 ●サイズ/173cm・74kg ●投打/右左 ●球速/147㌔ ●球種/ストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップ ●出身チーム/高崎塚沢中
春季大会の樹徳戦。高崎商大附は昨夏の覇者・樹徳に3-0の完封勝ちを収めた。4回から登板した星野は68球を投げたが、球種はすべてストレート。強気の投球はスポーツ紙にも取り上げられたが、「制球力がなくて、真っすぐしか投げる選択肢がなかったんです」と控えめだった。その得意の真っすぐの最速は147㌔。夏までには150㌔を出したいと意気込む。春は高めのボールを打者に打たれることが多かったので、夏は低めを意識し、練習に取り組んでいる。
また星野は、打撃でも中軸を担うが、春の準決勝で明和県央の投手・須藤奨太を攻略できず、チームは1-3で敗れている。夏までには、「チャンスで1本打てるようになりたいですし、バントなどでしっかりと1点をもぎ取れるような選手になりたい」と意気込む。明るく元気な仲間と共に、創部初の甲子園の土を踏むのが目標だ。
桐生第一 捕手・3年
星野 竜河 (ほしの・りゅうが)
●生年月日/2006年2月5日 ●サイズ/169cm・68kg●投打/右左 ●出身チーム/長野東シニア
2020年夏の県独自大会で桐生第一が優勝した時に捕手だったのが、兄・綜汰だ。当時、コロナ禍で全国高校選手権大会は中止されたものの、春のセンバツに出場予定だった同チームは、交流試合で甲子園の土を踏んだ。縦縞のユニフォームを着てプレーする兄の姿に、「自分もあのユニフォームを着て甲子園に行きたい」との思いを強くした。
捕手を始めたのは中学に入ってから。兄が高校で捕手に転向したこともあり、中学の監督の勧めで、自身も内野手から捕手にポジションを替えた。一番難しかったのはボディーストップ。投手が投げた球を後ろに、そらさないことが求められる。ボディーストップの上手かった兄に細かく教えてもらいながら技術を磨いた。
夏の大会に向け打撃も好調。憧れの甲子園のグラウンドに、今度は竜河が立つはずだ!
前橋商 内野手・3年
真藤 允宗 (しんどう・まさむね)
●生年月日/2006年3月6日 ●サイズ/175cm・74kg●投打/右右 ●出身チーム/渋川ボーイズ
守備範囲の広い遊撃手で、長打力もある真藤は、部員78人をまとめる主将でもある。
新チームになった秋の大会3回戦で、9回に6点差を逆転されたことをきっかけに、「何かを変えていかないといけない」と、緊張感のある中で練習に取り組み、互いに思ったことを言い合える環境を整えた。
チームのスローガンは「挑(いどむ)」。「初戦から相手に挑むというチャレンジャー精神を常に忘れないという思い」を込めた。
遊撃手である真藤は、自ら試行錯誤しながら小指と薬指のラインでボールを捕球する意識に変えたところ、捕球してから投げるまでのスピードが速くなった。また打者としても4番を担い、打席では常にバットを強く振ることを心がけている。
今年の初めに書いた目標は「覚醒」とした真藤。夏は打率5割を目指し、プロへの扉を開く。
樹徳 捕手・3年
亀田 凜太郎 (かめだ・りんたろう)
●生年月日/2005年9月7日 ●サイズ/175cm・75kg●投打/右右 ●出身チーム/館林ボーイズ
昨夏、2年生捕手としてマスクを被って県の頂点に立ち、甲子園も経験。「大会初日の試合だったので、緊張した」と感想を語ったが、甲子園で勝てなかったことを悔やむ。「全国で勝つチームになって、今度は自分の代の仲間と共に再び甲子園に行く」と誓った。そのために、「去年は去年、イチからやり直す」と夏2連覇を目指し、気を引き締める。
思い切りの良い配球と強肩が持ち味だが、春の大会以降、スランプに陥り、練習試合でまったく勝てなくなった。
捕手から一塁にポジションを替えた亀田は、内野や外野など周りに細かく声をかけている自分に気付いた。「春以降、そこが自分に足りなかったんだ。自分自身がいっぱいいっぱいになっていた」と振り返る。
この夏、一回り成長し捕手に戻った亀田が、樹徳を再び甲子園に導く!
太田 投手・3年
宮下 誉生 (みやした・もとき)
●生年月日/2005年4月3日 ●サイズ/179cm・74kg●投打/右右 ●球速/130㌔ ●球種/ストレート、スライダー(タテ・ヨコ)、カーブ、ツーシーム、チェンジアップ
●出身チーム/太田北中
努力の人でもある。中学では館林ボーイズに所属していたが、1年生の6月に度重なるケガで退団。野球を諦められない宮下は、中学の軟式野球部に入部。速球を投げられなくなっていた宮下が、投手を続けるために身につけたのが変化球だった。高校生になった今では6種類の変化球を操るまでになった。
昨夏以降、毎朝7時にグラウンドに来て約1時間半、筋トレやスローイングドリルなどのトレーニングに取り組む日々を送っている。昨夏、最後の打者となって先輩の夏を終わらせてしまったことを悔い、そこから先輩のためにも自分のためにも、取り返す1年にしようと決めたからだ。だが、野球を本格的にやるのは高校までと決めている。「大学では考古学を学びたい」と新たな目標に目を輝かせた。
宮下にとって今夏が野球人生の集大成となる。
大会TOPICS
65校60チーム 夏の頂点競う
組み合わせ抽選会 独唱者選考も
第105回全国高校野球選手権記念群馬大会(県高野連、朝日新聞社主催)の開幕に先立ち、組み合わせ抽選会が6月16日に昌賢学園まえばしホール(前橋市南町)で行われ、65校60チームの主将が、抽選に臨んだ。
また、同18日には、開会式で国歌と大会歌を独唱する高校生の選考審査会も行われ、大会に向けて準備が整ってきた。
60チーム、抽選会に臨む
第105回記念大会(7月8日~27日)の対戦相手を決める「組み合わせ抽選会」は、緊張の面持ちの中行われた。
春の関東大会で頂点をつかんだ健大が第1シードで、沼田・藤岡北の勝者と戦う。昨秋と春の県予選を準優勝した第2シードの明和県央は、高崎工・大間々の勝者と対戦。2年ぶりの甲子園を狙う前橋育英は、太田工・太田東の勝者と、創部以来初の夏のシードとなった高崎商大附は、伊勢崎清明・太田の勝者とそれぞれ戦う。昨年の覇者、樹徳は1回戦で吉井とぶつかる。
また、選手宣誓は、本抽選の順番を決める「予備抽選」で1番を引いた桐生第一の石塚快士主将。「何も考えずにど真ん中を引いたが、1番にびっくりした。支えてくれた人へ感謝の気持ちを込め、堂々と高校生らしく元気よく宣誓したい」と決意を語った。
開会式独唱者は、森田さん(太田)と石井さん(渋川女)
節目の記念大会に合わせて企画した「独唱者選考審査会」が、6月18日に前橋工(前橋市石関町)であった。選考の結果、国歌は、太田3年の森田莉史(りひと)さん、大会歌「栄冠は君に輝く」は、渋川女3年の石井楓苗(かなえ)さんに決まった。
森田さんは、「自身の歌声を録音して何度も練習した。太田高だけでなく、野球部員のみんなにエールを送りたい」と意気込む。一方、石井さんは、「大会歌を朝ドラ『エール』で知り、憧れていた。球児の夢を応援できるように頑張ります」とほほ笑んだ。
審査会には県内13校から20人が参加。85回記念群馬大会で独唱を経験した声楽家の松原眞介さんが審査委員長を務めた。
開会式は前橋市の上毛新聞敷島球場で、7月8日午前8時5分から。選手全員による入場行進などを実施する。コロナの緩和に伴い、昨年禁止されていた声を出しての応援もできる。このほか、雨で中断された場合に、翌日以降にその時点から再開する「継続試合」を今年も行う。入場券は一般700円、高校生(写真付き証明書提示)100円、中学生以下無料。いずれも、球場窓口販売。 (谷桂、池田武、上原道子)
シード4校主将コメント
■健大高崎 森田 光希(こうき)
対戦相手が決まり、いよいよ始まる実感が湧いてきた。春の選抜では、初戦(2回戦)対報徳学園戦で敗退という悔しい結果に終わってしまった。その反省から、精神力の強化を図り、春の関東大会で優勝という大きな経験をした。夏の大会では、8年ぶりに甲子園に行く目標を持って、全員でもう1回準備をして臨みたい。
■明和県央 野寺 日翔(にちか)
秋と春の県大会で、創部初の準優勝を経験した。特に初の関東大会出場によって、チーム全体として意識のレベルが上がったが、決勝で勝てていないことが悔しい。夏の大会では、今までの経験を生かして、一戦一戦を大切に、チーム一丸となり、甲子園を目指して粘り強く戦っていきたい。
■前橋育英 小田島 泰成(たいせい)
チームの雰囲気が良く、一人ひとりの意識が同じ方向に向いていることが強み。チームの目標は全国制覇だが、目の前の試合をしっかりとこなし、まずは県大会で優勝することが大事。昨年は6連覇が阻まれたので、今年は新しい歴史をイチから作り、次の代へつなげていきたい。
■高崎商大附 瀬下 恵太(けいた)
春は初の4強となったが、紙一重の試合が多く自分たちは「まだまだ」と思っている。同じブロックの伊勢崎清明は春2回戦で延長になった相手。自分たちの成長が確認できるような試合をしたい。目標は甲子園。3年間の総仕上げとしてさらに技術を磨いて、一戦一戦、集中して臨みたい。
応援メッセージ
4年ぶりに声出し応援が可能となった今大会。
力強いパフォーマンスで選手にエールを送る県内5校の応援団を紹介。
65校60チームの皆さん、頑張ってください!
前橋高校
應援團 団長 3年 近藤 奎太(こんどう けいた)
我々、應援團は、日々努力を重ねる選手の皆さんを応援すべく、精進しております。今夏は野球応援の制約がなくなるので、スタンドから「イケイケ前橋」を響かせたいと思います。思い描く理想のステージへ突き進んでください。必勝前橋!
桐生高校
應援指導委員会 団長 3年 瀧澤 和奏(たきざわ わかな)
私たち應援指導委員は、野球部の皆さんが自身の全力を引き出せるような応援をしたいと思っています。野球部の皆さん、日々の練習の成果を出し切り、悔いの残らない試合になるよう、頑張ってください。
太田高校
應援團委員会 団長 3年 細谷 朋生(ほそや ともき)
我々、太田高校應援團は、夏の高校野球に向けて日々練習に励んできた野球部が、全力で試合に臨めるように全力で応援します。野球部の皆さん、球場にたくさんの「愉快だね節(本校應援歌)」を響かせられるように頑張ってください!
東京農業大学第二高校
應援團 団長 3年 張 泰成(チャン テソン)
選手の皆さんに届くよう自分たちの声を球場全体に響かせると共に、伝統ある「大根踊り」を力いっぱい披露します。今までやってきたことを信じて、悔いのない試合をしてください。熱い戦いを期待しています。全力で頑張りましょう。
高崎高校
應援部 主将 3年 清水 惺也(しみず せいや)
我々、高崎高校第漆拾壱(しちじゅういち)代應援部は、今なお栄え続ける伝統を今後に繋ぐため、日々練習に励んでいます。試合当日には、野球部の皆さんが実力以上の力を存分に発揮できるよう、全身全霊の應援を届けたいと思っています。ともに優勝を目指しましょう。 押忍。