今年の健康診断では、再受診の紹介状が来てしまった。医師に「脂質異常なので薬を服用しましょう」と促され落胆。「それとも、少し痩せることを頑張りますか?」と、もう一つの選択肢が提示された。わずかな光を見た気がして、「痩せるしかない」と決意。この数年は、悲しいかな身長が縮み、体重は増え、BMI(体格指数)はすっかり肥満ゾーン。
これまで、痩せる系の書籍「最強ダイエット」「内臓脂肪が減る」などを読破し、武器となるはずの知識を得ていたのに効果は出ず。毎日家に帰ると、ご飯とお肉や揚げ物、野菜、フルーツ、デザートを食べながら、だらだらぐだぐだ過ごすのが至福の時間だった。職場の先輩に相談すると、「午後8時以降に食べてはダメ」とアドバイスをもらう。これまで自己コントロールできなかったし、勧めに従おうと、いざ実践。
あれ? 2日後に500㌘、1週間で1㌔、半月で2㌔痩せてきた。現在、2カ月前より3㌔減を躍進中。それでも毎日、体重計に乗るのはビクビク。でも、なんだかうれしい。
気になっている方は医師指導の下、夜遅くの食事やおやつ絶ちを。目の前の秋の味覚を楽しみながら維持できるのか一抹の不安はあるが、いつか皆さんと一緒に健康自慢したい。
(谷 桂)