曹洞宗寺院など県内36カ所で頒布中
オリジナル御朱印帳も
県内36の曹洞宗寺院などで、ポーランドに避難しているウクライナ難民らの支援を目的とした特別御朱印授与の第2弾が今月1日、スタートした。
各寺で異なる禅語(禅の教えを説いた短い言葉)をあしらった御朱印と、その語の解説書をセットで授与(1カ所300円以上の寄付)。志納金の全額を、ウクライナから隣国ポーランドへ避難してきている人たちへの支援物資購入にあてる。来年5月31日まで。
発案者で長学寺住職の生沼善裕さん(46=富岡)が中心となり取り組んだ第1弾(昨年4~6月)には、西毛地域の18カ寺が参加し、統一デザイン御朱印を頒布。約250万円の支援金が集まった。第1弾に続き今回も、住職と以前から交流のあった、ポーランドのウッチ県シェラツ郡出身で富岡在住の写真家・アンドリュー・クザイさんと高野陽子夫妻が、故郷から必要なものを聞き取り、インターネットなどで現地業者へ直接発注し物資を届ける。
生沼住職は「夫妻は今年6月、ポーランドの避難所を訪れました。戦争が長引く中で次第に支援が減ってきている現状を目の当たりにしたと聞き、さらなる強化が必要と考えました。私たちが安らかな日々を送るためのヒントとなる〝禅語〟に親しむことで、もう一度、現地へ思いをはせるきっかけになれば嬉しい」と呼びかける。問い合わせは、事務局・海源寺( 0274-62-0461 )へ。
※詳細は曹洞宗群馬県宗務所第13教区公式HP( https://gunma13.main.jp/)へ