アンヌ・ケフェレック リサイタル

フランスのエスプリを感じる薫り高いピアニスト
高崎芸術劇場 5月19日

フランスの薫り高きピアニスト、アンヌ・ケフェレックが、5月19日、高崎芸術劇場の音楽ホールでリサイタルを開催する。フランスのエスプリ(精神)を感じさせる気品あふれる薫り高い音色を披露する。

パリ生まれのケフェレックは、1968年ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝。翌年は、リーズ国際ピアノコンクールで入賞を果たし、一躍ヨーロッパで注目を浴びた。これまでに世界の主要オーケストラや指揮者と共演している。2023年には最新盤「モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&第27番」(リオ・クオクマン指揮パリ室内響)をリリース。また、映画「アマデウス」では、ネヴィル・マリナーの指揮で、ピアノ協奏曲を演奏し話題を呼んだ。

曲目は、19~20世紀初頭のフランス、パリの作曲家エリック・サティのジムノペディの第3番やグノシネンヌ第1番、第3番、ラヴェルの《鏡》より第3曲〈海原の小舟〉のほか、ドビュッシーやプーランクなど、いずれも短編作品。その他、ハイドンのソナタ第47番やモーツァルトのソナタ第13番など、華々しくて繊細で、力強い演奏が期待できる。同劇場の白川由芙子さんは「深い探求心と遊び心で、唯一無二の音色を奏でるフランスの名ピアニストです。初来日から50年余りが経過し、日本の多くの音楽愛好家たちを魅了し続けています。高崎での貴重な公演に、ぜひ足をお運びください」と呼び掛ける。

午後2時開演。全席指定5000円。好評発売中。同劇場チケットセンター( 027-321-3900 )。    (谷 桂)

掲載内容のコピーはできません。