邑楽町に毎年飛来するハクチョウと、群馬サファリパークですくすくと育っている動物の赤ちゃんの話題を紹介します。
ハクチョウ 冬の使者 飛来
邑楽町・ガバ沼
寒さが本格的になり、今年も多々良沼西側にある通称「ガバ沼」にハクチョウが姿を現し、湖面を優雅に泳ぐ姿が訪れる人の目を楽しませている=写真は昨年。
邑楽町は、「冬の使者」とも呼ばれるハクチョウの飛来地の一つ。2002年に発足した「邑楽町白鳥を愛する会」が中心になり、沼周辺の清掃やエサやりなどを行い、越冬しやすい環境を整えている。
例年11月に飛来し、1月下旬から2月下旬にかけてピークを迎え、3月中旬ごろ北へ帰っていく。多くがコハクチョウで、翼を広げると体長1・8メートルにもなるという。
ハクチョウは警戒心が強いため、驚かせるような行為はしないよう観察には注意を。なお、恒例の「白鳥まつり」は新型コロナ感染拡大防止のため今年は中止。問い合わせは町商工振興課(0276・47・5026)へ。
ライオン&マレーバク 親子 仲むつまじく
富岡・群馬サファリパーク
群馬サファリパークでは、昨秋に生まれたライオンとマレーバクの赤ちゃんがすくすくと育っている。
ライオンの赤ちゃんは、オスの「アールグレイ」とメスの「ダージリン」の2頭=写真手前。昨年9月30日に生まれた。母スピカ=同奥=は、出産の1カ月前までは子どものように無邪気でやんちゃだったが、臨月に入ってから急に落ち着き始め、出産後も面倒見のよい母親としてわが子らに接しているという。子どもたちの体重は現在、約10㎏。日中は観覧者から見える室内でおもに過ごす。ダージリンは内向的でおとなしめ。アールグレイは活発で好奇心旺盛。見学の車が近づいてくると興味津々で見つめているという。
一方、マレーバクの赤ちゃんはメスの「コモレ」=写真左。9月に完成したばかりの獣舎で順調に育っている。10月16日に母ワカバ=同右=が出産した。父ヒカルも子育てに協力的だという。大人は黒と白のツートン柄だが、幼獣は濃い茶色地に白の縞やまだら模様がある。まもなく3カ月を迎えるコモレの体は、背中からお尻にかけてが徐々に白っぽくなってきた。同園企画課の杉本満夫さんは「気温が高い日は外で親子仲良く過ごす様子が見られます。特にマレーバクは、まだら模様が消えないうちにぜひ見に来てください」と呼びかける。同園(0274・64・2111)。