個性あふれる群響メンバーが奏でる“室内楽”公演

 

群響の新しい楽しみがここに

―今年度の室内楽演奏会の特徴について教えてください
間もなく今年度の「群馬交響楽団室内楽演奏会」がスタートします。出演者や曲目等を決定する「楽員プロデュース」制により、楽員がひとりの音楽家として実現したいことを形にするコンサートとして、またオーケストラが一人ひとりの個性あふれる音楽家集団であることを皆様にご紹介する機会にもつながっています。

今年度は全4回のシリーズとして、弦、管、打楽器それぞれの楽員に加え、4月に常任指揮者に就任した飯森範親氏による通常より小さい編成の“室内オーケストラ”公演を行います。
―公演や出演者、曲について教えてください

今年度初回の第8回(6月20日)は、首席トランペット奏者の太田恭史(やすひと)プロデュースです。太田がかつて所属した「フィンランド放送交響楽団」の首席トランペット奏者で世界的な奏者の一人、ヨウコ・ハルヤンネ氏をゲストに迎えます。世界とつながる至高のアンサンブルにご期待下さい。

第9回(9月24日)はチェロ奏者の松本恒瑛(つねあき)プロデュースによる群響チェロ・セクション全6人による公演です。音域が広く、人の声に最も近い楽器と言われるチェロならではの幅広い表現と共に、今回の公演のために作曲家・宮川彬良氏に新たに委嘱した作品の初演をお楽しみ下さい。

第10回(11月11日)は常任指揮者の飯森範親プロデュースによる室内オーケストラ公演。4月にソロ・コンサートマスターとコンサートマスターに就任した、伊藤文乃と福田俊一郎による、バッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」にも注目です。小さな群響として新たな魅力が発見できるかもしれません。

最終回の第11回(1月21日)は、打楽器奏者の山本貢大(こうた)プロデュース。“叩き奏でる”繊細かつダイナミックな演奏による、打楽器のイメージを一新するような充実したプログラムとなっています。

現在、お得な全4回のセット券を販売中です。日本屈指と言われる高崎芸術劇場・音楽ホールの響きと共に、群響メンバー一人ひとりが奏でる音楽にご注目下さい。

主席トランペット奏者・太田恭史さん
チェロ奏者・松本恒瑛さん
常任指揮者・飯森範親さん ©山岸伸
打楽器奏者・山本貢大さん

群馬交響楽団 音楽主幹 上野喜浩さん
1968年東京都生まれ。すみだトリフォニーホールチーフ・プロデューサー、京都市交響楽団を経て2022年4月から群馬交響楽団音楽主幹に就任。高崎市在住。

■室内楽演奏会 6月20日 Vol.8「北欧の名手ヨウコ・ハルヤンネを迎えて」、9月24日 Vol.9「群響チェロセクション6人による魅惑のアンサンブル」、11月11日 Vol.10「室内管弦楽の世界~バッハからプロコフィエフまで~」、1月21日 Vol.11「打楽器奏者とその仲間たちによるアンサンブル」
【チケット料金】4回通し券(群響事務局のみの扱い)9000円
※定期演奏会定期会員は6000円。1回券 3000円。
【購入】群馬交響楽団事務局窓口(平日午前10~午後6時)、チケット専用電話(同、027-322-4944 )、高崎芸術劇場(午前10~午後6時、027-321-3900 )など

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