ミュージカルの魅力を存分に堪能できるのが高崎芸術劇場

ミュージカル「キングアーサー」

浦井健治と伊礼彼方、加藤和樹ら豪華キャストが勢ぞろい

快適な環境で多彩なジャンルのステージを鑑賞いただける空間、高崎芸術劇場。その中でも、私がイチ推ししたいのが、来年2月11、12日に上演する新作の「ミュージカル『キングアーサー』」です。主演のアーサーを演じるのが、20年以上ミュージカルを中心に演じてきた俳優の浦井健治さんです。アーサーの敵メレアガンを演じるのは、神奈川県出身でアルゼンチン生まれの伊礼彼方さんとミュージカル「テニスの王子様」で脚光を浴びた加藤和樹さん(Wキャスト)。他にも日本のミュージカル界を代表する錚々(そうそう)たる面々をキャストに迎えています。

原作は世界中で読み継がれているイギリスの古典「アーサー王伝説」。王を失った英国にサクソン族が侵入し危機が迫っていた中、王の血筋であることを知らずに育ったアーサーが、伝説の聖剣エクスカリバーで敵に立ち向かいます。アーサーの妻、王妃グィネヴィア(小南満佑子さん、宮澤佐江さんWキャスト)と騎士ランスロット(太田基裕さん、平間壮一 さん同)の禁断の恋など目が離せません。

音楽・脚本・歌詞は、ミュージカルや宝塚歌劇などで、数々のヒットを生み出しているフランスのドーヴ・アチア氏が手掛け、現代的なフレンチロックに仕上げました。音楽に乗せたアクロバットやダンスは見ごたえあります。主演の浦井さんはウェブメディアのインタビューで「初めてミュージカルを観るお客様も、耳馴染みがありノリが良く、〝かっこいいな〟と聴こえると思います」と作品の強みを語っています。

高崎芸術劇場のステージ空間は、現代的なミュージカルの魅力を存分に堪能させてくれるはずです。私はこれまで、裏方として公演のフォローをしてきましたが、「響きが良い」「またこの舞台に立ちたい」との感想を終演直後に役者たちから何度も伺いました。拍手は天から降ってくるように感じられるとか。「天ぷらを揚げるようなカラッとした響き」と表現していた俳優もいました。「キングアーサー」の楽屋からもそんな会話が聞こえてきたらいいなと待ち遠しく準備を進めています。

高崎芸術劇場 事業課長
中沢 弘志 さん

2004年高崎市役所入庁。企画部門でフィルムコミッションや移住促進をはじめ、高崎市発のシティープロモーション「絶メシリスト」の立ち上げに携わる。今年4月から公益財団法人高崎財団に出向、高崎芸術劇場にて主催公演の企画誘致を担当する

■ミュージカル「キングアーサー」(2月11日・12日両日とも午後1時開演)■高崎芸術劇場大劇場
■同チケットセンター( 027-321-3900 )
■S席完売、A席10000円、B席8000円、C席5000円(25歳以下2500円)※未就学児入場不可

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