胸張って渡せる未来①(Vol.201)

「SDGs芸人」として活動してきて、おかげさまで最近では学校などでお話しさせてもらうことも増えてきました

群馬県住みます芸人アンカンミンカンの富所哲平です。ひとりの親として、子どもに胸張って渡せる未来を創りたい。そんな想いから、サステナブル(持続可能)な未来について考えるようになりました。

サステナブルな未来を考えるうえで、SDGs(Sustainable Development Goals)は外せません。環境、経済、教育、地域…SDGsの必要性がそこかしこで叫ばれています。これは僕たちの暮らしがサステナブルではないことを意味します。

世界に住むみんなが日本人の豊かな暮らしをしたとしたら、地球何個分の資源が必要となるかを表した指標「エコロジカルフットプリント」によると、ズバリ、地球が約3個必要になるそうです。つまり、僕たちの豊かな暮らしの裏側で、同じ地球に住む誰かが犠牲になっている、または未来世代に、地球温暖化や食糧危機などの、豊かさのツケを先送りしちゃっているってことです。これが僕たちの暮らしがサステナブルではないと言える理由です。まずはそのことをひとりひとりが知ること。その上で、日々の選択をしていくこと。それがSDGsの本質です。

人類の文明の最初の1歩ともいえる「火」は、暖まることができて、モノを焼くことができます。でも触ると熱くて火傷します。つまり豊かさの裏には、必ずリスクがあり、それは文字通り「表裏一体」なものです。しかし僕たちの暮らしは、そのリスクを海の向こうや未来に押し付けて、見なくて済むようにしているハリボテの世界。地域に住むひとりひとりがそこと向き合うことが、サステナブルな未来づくりのスタートだと僕は考えています。

次回は、SDGsをただの流行り廃りで終わらせないための、今日からできる具体的なアクションを共有します。
※富所さんには2週にわたり寄稿していただきます。

群馬住みます芸人  アンカンミンカン
富所 哲平さん

【略歴】みどり市出身。全国47都道府県に芸人を派遣して「笑い」で地域を盛り上げる吉本の「あなたのまちに住みますプロジェクト」群馬県担当としてイベント・パーティーなどのMCや賑やかしなどを行う。ぐんま特使、みどり市観光大使などを務める傍らFMぐんま「ビジネタ!」、群馬テレビ「カラオケチャンネル」などにもレギュラー出演中。個人ではSDGs芸人として各地で講演。2娘の父。YouTubeチャンネル「とみちゅ~ぶ」やSNSでも色々と発信中

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