群馬県住みます芸人アンカンミンカンの富所哲平です。ひとりの親として、子どもに胸張って渡せる未来を創りたい。そんな想いから、サステナブル(持続可能)な未来について考えるようになりました。
サステナブルな未来を考えるうえで、SDGs(Sustainable Development Goals)は外せません。環境、経済、教育、地域…SDGsの必要性がそこかしこで叫ばれています。これは僕たちの暮らしがサステナブルではないことを意味します。
世界に住むみんなが日本人の豊かな暮らしをしたとしたら、地球何個分の資源が必要となるかを表した指標「エコロジカルフットプリント」によると、ズバリ、地球が約3個必要になるそうです。つまり、僕たちの豊かな暮らしの裏側で、同じ地球に住む誰かが犠牲になっている、または未来世代に、地球温暖化や食糧危機などの、豊かさのツケを先送りしちゃっているってことです。これが僕たちの暮らしがサステナブルではないと言える理由です。まずはそのことをひとりひとりが知ること。その上で、日々の選択をしていくこと。それがSDGsの本質です。
人類の文明の最初の1歩ともいえる「火」は、暖まることができて、モノを焼くことができます。でも触ると熱くて火傷します。つまり豊かさの裏には、必ずリスクがあり、それは文字通り「表裏一体」なものです。しかし僕たちの暮らしは、そのリスクを海の向こうや未来に押し付けて、見なくて済むようにしているハリボテの世界。地域に住むひとりひとりがそこと向き合うことが、サステナブルな未来づくりのスタートだと僕は考えています。
次回は、SDGsをただの流行り廃りで終わらせないための、今日からできる具体的なアクションを共有します。
※富所さんには2週にわたり寄稿していただきます。