山に咲く美しい花々、シャクナゲ・カタクリ。今年は写真で楽しもう! 休校・自粛が延長になり、まだまだ外出をがまんする日々。新緑の美しい5月、いつもなら楽しい行楽シーズンだが、美しい花と山のコラボレーションを今年は写真でお楽しみください。
天空の花畑に咲く色鮮やかなシャクナゲ
嬬恋・浅間高原しゃくなげ園
浅間山のふもと、三ツ尾根山麓に広がる「浅間高原しゃくなげ園」では、5月~6月にかけ、15万株のシャクナゲが開花の時期を迎える。
標高1600㍍にある同園は、天空・秘境のお花畑とも呼ばれており、アズマシャクナゲ、ヤクシマシャクナゲ、ハクサンシャクナゲなど、赤、白、ピンク、様々な色のシャクナゲが競演。ほかにも高山植物の女王、コマクサの姿などが見られる。眺望もよく、晴れた日には花の向こうに、浅間山、横手山など、遠く山々の景色が見渡せる。
今年は、恒例の「しゃくなげ園まつり」が新型コロナウイルス感染拡大予防のため中止。駐車場を含む園内への入場は禁止となっている。同園のホームページやフェイスブックで、園内で撮影されたシャクナゲをはじめとした美しい高山植物の写真が紹介されている。嬬恋村観光協会(0279・97・3721)。
残雪の谷川岳を背景に咲くカタクリ
天神平・カタクリ群生地
ロープウェイを降りると広がる、50㌶の広大な天神平スキー場。周囲を標高2000㍍級の雄大な山並みが取り囲む、雪解けのゲレンデ一面には、紫色のカタクリをはじめ、フキノトウ・ショウジョウバカマ・水芭蕉・シラネアオイといった高山植物が順に開花し、6月下旬のニッコウキスゲまで、天神平は花の季節を迎える。
標高1400㍍のゲレンデに咲く可憐なカタクリと、背景に映る残雪の谷川岳のコラボレーションは見事。
現在コロナウイルス感染症拡大予防に伴い、谷川岳ロープウウェイは当面臨時休業中、谷川岳登山指導センターも登山の自粛を求めている。
楽しみは来年にとっておき、今年は谷川の絶景は写真で楽しもう。みなかみ町観光協会(0278・62・0401)。