オープンハウスが群馬クレインサンダーズを子会社化
昨シーズンにバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)で準優勝をしながらも、債務超過のためにB1昇格が叶わなかった群馬クレインサンダーズ。太田市(旧藪塚本町)出身の荒井正昭氏が代表取締役社長を務める株式会社オープンハウス(本社・東京)が、そんな状況のチームに手を差し伸べた。
同社はサンダーズの運営会社である群馬プロバスケットボールコミッションの株式69%を取得。6月17日の臨時株主総会で群馬プロバスケットボールコミッションを完全子会社化することが決まり、翌18日のBリーグ理事会で承認、24日から正式にオープンハウスの子会社となった。
18日のBリーグの理事会後に開かれた記者会見で、群馬プロバスケットボールコミッションの副社長から社長に昇格した北川裕崇氏は、「オープンハウスと共に、チーム力はもちろん、課題であった経営面を強化し、昨シーズン成し遂げることのできなかった『B1ライセンス取得』『B2制覇』そして『B1昇格』を群馬一丸となり目指してまいります」と将来を見据えた。
また、同会見に出席した新任の取締役になった吉田真太郎氏(オープンハウス・ディベロップメント常務執行役員開発事業部長)も「3シーズン目を終え、ますます人気上昇中のBリーグでもナンバーワンを目指すべく、群馬クレインサンダーズを支援し共に戦っていくことを決意しました。まずは来シーズン、ブースターの皆さま、地域関係者の皆さまの悲願とも言えるB2制覇・B1昇格を果たし、さらにはB1でも早期に上位を目指せるクラブ経営の強化とチーム作りに協力していたいと思います」と力強く語った。