笹川裕昭のスポーツコラム
V1昇格の切り札は日本好き! ハンタヴァ・エヴァンゲリア選手
先月末に開幕したバレーボール・Vリーグ。女子2部にあたるV2の群馬銀行グリーンウイングスは、開幕4連勝と最高のスタートを切りました。今シーズンは新監督に、元日本代表で高い人気を誇った齋藤真由美氏を迎え、V2優勝、そして、悲願のV1昇格を目指しています。V1昇格には、V2で2位以内に入り、V1下位チームとの入れ替え戦に勝たなければなりません。しかし、グリーンウイングスは直近3シーズン、この入れ替え戦の壁に阻まれています。壁を超えるためのポイントが「外国籍選手」です。日本人選手の頑張りも大切ですが、やはり体格やパワーのある外国籍選手の存在は、入れ替え戦のような短期決戦では特に効いてきます。
チームは昨シーズン、初めて外国籍選手を迎え、今シーズンも新たな外国籍選手、ギリシャ代表のハンタヴァ・エヴァンゲリア選手(32)を迎えました。ハンタヴァ選手は、188センチ㍍と高さがあり、力強いスパイクと気持ちを前面に押し出す情熱的なプレースタイルが持ち味の選手です。チーム合流が開幕の直前だったため、本領発揮はこれからですが、チームメイトとは早くも馴染んでいる様子で、この先、どんなプレーを見せてくれるか楽しみです。
そんな、ハンタヴァ選手、実は好きな食べ物が「お寿司」なんです。といっても、生魚が乗った日本式ではなく、海外でよく見られる手巻きスタイルのお寿司。来日して最初に食べたのもお寿司というくらい、日本文化に興味津々。そして、日本語の勉強も頑張っていて、最近は、齋藤監督がよく口にする、「いいと思います!」を習得したそうです(笑)
ハンタヴァ選手は、「最終的な目標はV1昇格だが、簡単ではない。しかし、チームメイトやスタッフを信じてチームワークで戦えば、必ず目標は達成できると信じている」と意気込んでいます。さらにチームに溶け込んで、その力を存分に発揮し、V1昇格を果たしてもらいましょう!