「若手にもっと活躍して欲しい」
サッカー界において若い選手の活躍は楽しみのひとつです。ザスパは、そうした選手が台頭し、チームの勝利にも貢献してきた歴史があります。今シーズンも、奥村晃司選手、高橋勇利也選手といった大卒ルーキーが、出場機会を増やし始めていますが、もっと出てきて欲しい、もっと活躍して欲しいと思っているサポーターは多いですし、チームメイトでもある先輩選手からも聞こえてきます。
プロ8年目を迎え、DFのレギュラーとして活躍する畑尾大翔選手も、「若手にはもっとやって欲しい。試合に出ている選手が危機感を感じなくて済む状況。特に大卒選手は即戦力にならなければいけないし、選手としてのキャリアを考えれば、ステップアップしなければいけない。どこを目指しているのか?」と、更なる奮起を促します。
自身も、明治大から2014年にJ1甲府に加入。当時の先輩から同様の事を言われたそうで、「もっと、ガツガツやっておけばよかったと後悔している部分はある。」と自身の経験を重ねた上でのメッセージでもあります。
一方で、今のザスパは、そうした若手がのびのびとプレーできるよう、畑尾選手をはじめ、経験ある選手たちが、よりよい雰囲気を作り、自由闊達に意見を言い合えるチームでもあります。チームメイトは最大のライバルであり、同じ目標に向かう最も大切な仲間でもあります。若手や後輩へ期待するだけではなく、その力をいかに引き出すか?マネジメントする側の力もやはり大切です。
先月25日、サッカーJ1の浦和レッズに、日本代表MFの江坂任選手が完全移籍で加入し話題となりました。ゴールにつながる高いパス能力、そして、自身も得点力がある魅力的な選手です。そんな江坂選手のプロデビューチームは、我らがザスパクサツ群馬でした。流通経済大から2015年に加入した江坂選手は、開幕スタメンでプロデビューを果たすと、42試合13得点の活躍。フル出場でチーム得点王に輝き、J1チームへステップアップしていきました。
サッカーに限らず、人生において時間は限られます。後悔、反省はつきものですが、今と向き合い、その時に、どれだけやり切れるか。それがその後の成長にもつながるわけですからね。
苦しい戦いが続くザスパですが、少しずつ上向きの兆しも出てきました。若手、中堅、経験豊かな選手たちが互いに刺激を与え合いながら「ひとつ」となって今後も活躍してください!