5月に公開されたトム・クルーズ主演の「トップガン マーヴェリック」。興行収入は120億円を超えた。2作連続上映も始まり人気は高まる一方だ。SNSでは〝追いトップガン〟というハッシュタグもできるほど、リピーターも多いという。前作が公開されたのは1986年。海軍のパイロット養成学校で学ぶエリートたちの栄光と挫折を描き大ヒットした。「デンジャー・ゾーン」を始めサウンドトラックも映画を盛り上げた。当時10代の私は、トムにすっかり夢中になった。
先日やっと新作を鑑賞。前作から長い時が経っていたので期待はしていなかった。しかし、トム演じるマーヴェリックがバイクで登場、戦闘機の迫力あるシーンが続きラストまであっという間。物語の進行にハラハラしながらも、マーヴェリックとヴァル・キルマー演じる「アイスマン」との友情、世代を超えた若きパイロットたちとの絆に涙が止まらなかった。円熟味を増したトムにまた夢中になった。
帰宅後すぐに配信で前作を観た。当時の戦闘機との比較も面白い。新作とのつながりや仕掛けがわかり、もう一度マーヴェリックの世界を体験したくなった。間に合えば劇場で〝追いトップガン〟をしたい。 (森作理恵)
(森作理恵)