断捨離 [私は小さい頃から整理整頓が苦手…]

私は小さい頃から整理整頓が苦手。部屋は本や服、CDなどで散らかり、母に「いらない物は捨てなさい」と度々注意された。いつか使うから、大切だからと理由をつけ抵抗したが、留守中に大事な本を捨てられてしまうことも多々あった。結婚して実家を出た時に、一度しっかり整理をしたはずが、いつの間にか部屋は再び洋服や「推し」アーティストのグッズなどでいっぱいに。中には買った事を覚えていない物も。だらしない自分にうんざりした時に、ちょうど引っ越しが決まり、いい機会だと、断捨離を決意した。
 
まずは「本当に必要か」を精査し、捨てる物と残す物に選別。片づけを始めると手帳や懐かしい写真、影響を受けた本が次々と現れる。思い出に浸っては、手が止まりながらもなんとか終了。しかし、判断できずに保留の段ボールが1個残った。
 
仕分けする中で、自分に必要な物は昔から変わらない気がしてきて、無駄な物がはっきりとした。残りも無事終了。手放した物はリサイクルショップで売却したり、寄付したり、母に渡したり。断捨離で心も部屋もスッキリ。生活を見直すことができた。居心地の良くなった部屋で豊かな「おうち時間」を楽しんでいる。 

(森作理恵)

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