春の夜彩るライトアップ

幻想的な光を楽しむ春のライトアップを紹介する。コロナ禍に気持ちが癒されるかも。

高 崎
医療従事者に感謝を
ブルーのイルミ 5月5日まで

高崎市では、先月末から街中を明るくするとともに医療従事者に感謝と応援の気持ちを届ける「TAKASAKI希望の光プロジェクト」を始めた。

このプロジェクトは、群馬県が県内の飲食店の営業時間短縮要請を解除したことに伴い同市が実施。慈光通りやJR高崎駅西口駅前通り、シンフォニーロード、タブノキ広場などで、約60万球のブルーに彩られたイルミネーションが輝いている。慈光通りでは、アーチ型のイルミネーション=写真②=を通る人が足を止めて鑑賞。また、タブノキ広場では、メインの樹木などにイルミネーションを電飾=写真①。ほかにも大手前通りやハープの泉、東二条通りでも見られる。富岡賢治市長は「まちなかの雰囲気を少しでも明るくするとともに、医療従事者への感謝と応援の気持ちを表したい」とコメントした。点灯時間は、午後6時(または日没後)から同10時。5月5日までを予定。

 

高 崎
春のライトアップウィーク
29日から 高崎芸術劇場

芸術の発信拠点である高崎芸術劇場(同市栄町)では、今月29日から4月4日までの7日間、劇場内部を鮮やかなライティングや映像で演出する「ライトアップウィーク2021春」を行う。

同劇場の舞台照明のライトをガラス張りの大劇場ホワイエに投射=写真④。春にちなんだ色鮮やかなライティングや映像も予定され、華やかな空間を作り出す。開館1周年に合わせて実施した昨年9月には入れなかったホワイエも、3回目となる今回は期間中入場できるように(午後6~9時)=写真③。ビュッフェ(午後6~8時)では、桜のカクテルやジェラート、ケーキなどを提供予定。

さらに、同ライトアップに関連する写真をインスタグラムに投稿するイベントを初開催(応募期間29日~4月11日)。ハッシュタグ「#高崎芸術劇場」と「#ライトアップウィーク2021春」とを両方つけて応募した人の中から、10人に同劇場レストランの食事券5000円分が当たる。担当者は「今回、初めて写真募集を企画しました。皆様の素敵な写真をお待ちしております」と話す。状況により入場制限あり。同劇場(027-321-7302)。

なお、1階のシアターカフェ&レストランでは、27日に音楽を聴きながらカフェを楽しむ「アフタヌーンティー&ミニコンサート」が行われる。ティータイム(午後2~4時)には、「三段皿のスペシャルティーセット」(4000円税込)を提供。ミニコンサート(午後2時半~3時)は、石北美輝さん(歌手)や高橋季絵さん(同)、中澤麻里子さん(ピアノ)、鈴木創さん(箏)が出演する。要予約。同レストラン(027-328-2019)。

安 中
浮かび上がる紅白の花   
期間限定 夜の梅林 20日まで

安中の秋間梅林では、見頃を迎えた紅白の梅の花を夜間ライトアップ。梅の香がほのかに漂う、幻想的な夜の梅林が、期間限定で出現している=写真⑤。20日まで。

ライトアップは、地元梅農家でつくる秋間梅林観光協会(土取ひろみ会長)が、「梅林のさらなる魅力づくりを」と計画。クラウドファンディングで活動資金を集め、実現した。

協会はこれまで、体験プログラムの実施や、梅林内の遊歩道の整備、イベントの実施など、様々な取り組みで観光客との交流を行ってきた。コロナ禍でイベントの中止や縮小が続く中、今回、資金で購入したLED投光器など55基で梅林を照らし、新たな魅力となる「梅の夜祭」を誕生させた。

秋間梅林は、約50㌶の広大な丘陵に約3万5000本の梅の木が植えられており、ライトアップは頂上付近にある「紅梅公園」で行われている。会長の土取さんは「昼とはまた違った表情の、幻想的な梅林をぜひ体験してほしい」と話す。また、梅林内の飲食店や土産物店も時間を延長して営業し盛り上げる。

20日までの午後6~8時。梅林への入場は無料。駐車料金は土日500円。秋間梅林観光協会(027-382-4386)。

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