部活動に取り組む県内の中学高校生が、笑いあり、涙あり、明るく、元気に、真面目に、がむしゃらに…
仲間とともに過ごす青春の1ページを全力MAXで紹介します!
「正しい射は必ず当たる」モットーに“皆中”目指す
私たち弓道部は1年生15人、2年生18人の計33人で活動しています。弓道は武道の一つなので、静寂な空気の中で練習しているイメージを持つ人が多いと思いますが、前南弓道部はやる時はやり、休憩の時は仲間と他愛のない話で盛り上がる、というようにメリハリをつけて練習に取り組んでいます。
弓道の競技には近的と遠的があり、高校生の試合のほとんどは近的で行います。また、個人戦のほかに3人または5人1組で行う団体戦があります。各自4本の矢を持ち、28m先にある直径36㎝の的を射抜きます。「的中制」なので、的のどこに矢が当たっても「的中」となり、その的中数を競います。4本とも的中することを「皆中」(かいちゅう)、4本とも外すことを「残念」と呼びます。直接試合には関係ありませんが、弓道はただ的を矢で射抜くだけではなく、いかに美しい射形で弓を引けるかという点も、とても重要であり難しいところでもあります。
昨年11月に行われた県大会では女子団体が3位となり、今年3月に神奈川で開かれる東日本大会への出場権を勝ち取りました。団体で上位大会に出場することは私たちにとって初めてで、とても大きな成長を感じています。
冬の練習は寒くて気が緩みやすいですが、悔いの残らぬよう一日一日の練習を大切にし、「正しい射は必ず当たる」をモットーに、“皆中”を目指し頑張っていこうと思います。
部長 上原 双葉 (普通科2年)
部長 高野 蒼羽 (普通科2年)