冬の旬菜たち [スーパーに、冬野菜たちが登場し始める季節になった…]

スーパーに、冬野菜たちが登場し始める季節になった。前橋に着任してもうすぐ1年。去年引っ越してきたばかりのころに見たスーパーの陳列棚とおんなじだな、と、群馬で過ごした冬、春、夏、秋を思い出し、季節が一巡したのだと感じる日々だ。

去年の冬は鍋をたくさん作り、白菜や大根、カブ、ホウレンソウ、下仁田ネギなどを堪能した。真冬になる前の今の季節、よく買っているのは、ブロッコリーだ。群馬県産の新鮮なブロッコリーの甘みと歯ごたえの良さは、この季節ならではの旬の味。スーパーで見る度についつい買ってしまうのだが、週末立ち寄ったお店で、朝どれの、ものすごく大きなブロッコリーが一房100円で販売しており、びっくりついでに購入した。

虫や泥がたまりがちな花蕾部分を水に浸してよく洗い、半分は早速ゆで、半分はそのまま小分けにして冷凍庫へ。ゆでたてにマヨネーズをつけてぱくぱく食べながら、ブロッコリーメニューをあれこれ考える。おひたし、シチュー、ベーコン炒め、グラタンにパスタ……。お弁当のおかずに重宝するし、お味噌汁に入れてもおいしいと聞いた。

日曜日のブランチに作ったのは、ブロッコリーとチーズをのせたピザトースト。冷蔵庫にはまだまだたっぷりのブロッコリーがある。今週はブロッコリー料理を存分に楽しむつもりだ。

ずっしり重たいブロッコリー。
これで100円!
簡単ピザトースト。
チーズとの相性はばっちり

(朝日新聞社前橋総局長 宮嶋 加菜子)

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