新型コロナ受け導入
メモリード
冠婚葬祭を手掛けるメモリード(本社・前橋)は今月、スマートフォンやパソコンを通じて葬儀に参加できる新サービスを開始した。これは故人専用のホームページを立ち上げ、通夜や告別式の詳細、生前の写真を掲載するほか、葬儀の模様を動画配信するというもので、このページから弔電や供物、供花の注文のほか、香典もクレジット決済で贈ることができる。
ページのアドレスはQRコードなどで提供され、親族がメールやSNSなどを通じ訃報として発信できる。システム開発に携わった同社群馬営業部副部長の戸塚淳一さんは、「遠隔地や健康上の理由で葬儀に参列できない人から、お別れの場が欲しいという声があり開発を進めていた。コロナウイルス対策で外出自粛の動きが広がったため導入を決めた。安心して葬儀に参加できるほか、式の後でも動画を視聴し弔意を伝えられるので式後の自宅弔問客の対応といった親族の負担も軽減できる」と話す。問い合わせは同社フリーダイヤル(0120・1・365・24)。